不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/4/14

融資保証事業と戦略投資事業からの撤退で、最終損失1,000億円超/アトリウム09年2月期決算

 (株)アトリウムは13日、2009年2月期決算を発表した。

 当期(08年3月1日~09年2月28日)の連結売上高は714億8,700万円(前年同期比▲41.1%)、営業利益35億300万円(同▲86.9%)、経常損失33億9,700万円(前年同期:経常利益242億8,600万円)、当期純損失1,021億8,500万円(同:当期純利益124億2,100万円)。

 主力の不動産流動化事業が売上高373億8,100万円(前年同期比▲49.6%)、サービサー事業も同250億6,900万円(同▲10.3%)を計上したものの、不動産融資保証事業の代位弁済が急増し、保有資産の圧縮が進まず、債務超過に陥った。そのため、不動産融資保証事業と戦略投資事業からの撤退を決定。両事業に関連するたな卸評価損、求償債権、保証債務など引当金繰入額等、事業構造改革損失約910億円あまりを計上。最終損失は1,000億円を突破した。

 同社は、(株)クレディセゾンによる債務と第三者割当増資の引受け、株式交換などにより同社の完全子会社となり、同社グループ傘下企業として再建を進める。これにより、09年7月28日に上場廃止となる予定。

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