不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/4/17

マンション購入価格、「希望価格より増額」が54%/アトラクターズ・ラボ調査

 不動産マーケティングのアトラクターズ・ラボ(株)は17日、マンション購入検討者の意識調査結果を公表した。
 
 同社インターネットサイト「住まいサーフィン」のモニターとして登録された会員で、直近3ヵ月に新築マンションの販売センターに行った経験のある人を対象に、4月3~7日に実施したもの。
 購入者の価格に対する意識、価格弾力性、商品選択の優先順位等について四半期ごとに定期的に調査、消費者心理を時系列で比較している。

 これによると、現在のマンション価格が「高い」と感じる層は約36%と、調査開始以来最も低い水準になった。価格調整が進んだことで物件価格が購入検討者の希望価格に近づいてきたためと考えられる。また、1年後のマンション価格については、下がるとの回答が、リーマンショック以降初めて減少したものの、依然として高水準(58%)となっている。

 物件の購入価格と希望価格の乖離については、「希望価格より増額した」のは54%と過半数に上り、価格が高くても気に入った物件を購入している。一方、「希望通り」は41%で、値引きを含めて価格に値ごろ感を感じて購入している層であり、購入に対する考え方が大きく二極化している実態が見られた。
 また、価格が高くても購入する層と値引きを含めた値ごろ感から購入する層に購入者が大別されるなか、価格を下げても売れない市中在庫が多いと想定される結果となった。

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