ハイアス・アンド・カンパニー(株)は22日、業界記者向けにメディアセミナー「地盤調査・地盤改良の必要性」を開催した。
同セミナーは、住宅瑕疵担保履行法施行を控えた地盤業界の現状について解説したもの。
同法により10月以降に引き渡される新築住宅には、保証金の供託および保険の加入が義務付けられ、また、保険加入の際は、保険法人から地盤調査データの提出を求められることから、地盤改良マーケットのさらなる拡大が見込まれることなどをデータを用いて説明した。
併せて、同社が全国で代理店を募集している軟弱地盤改良工法「HySPEED工法」の施工代理店ネットワークが100社を突破したことを発表。天然砕石のみを使用した工法で、CO2を削減できることなどから需要が増加し、2008年度の施工実績は560棟(前年同期比636%増)となった。
同社経営支援本部取締役常務執行役員の柿内和徳氏は「09年度では施工実績2,000件を目標とし、代理店ネットワークは150社をめざしていく」と語った。