(株)長谷工アーベストは24日、現在の住宅の「買い時感」を把握・分析した「顧客マインド調査」結果を公表した。
同調査は、同社が首都圏で受託販売したマンションのモデルルームへの来訪者および首都圏居住者のモニターに対し、2009年4月にウェブアンケートを実施したもの。有効回答数は3,348件(モニター2,932件、来訪者416件)。
それによると、「買い時感」が上昇、07年1月調査の水準にまで回復していることが明らかになった。
具体的にはモデルルーム来場者が「買い時だと思う」と回答した割合は、前回調査の09年1月より11ポイント上昇して37%に、モニターの同回答も9ポイント上昇の28%となった。
両者とも、08年7月調査の12%を底に、3回連続で上昇しており、「買い時だと思う」の数値から「買い時だと思わない」の数値を差し引いて算出した「買い時感DI」は、07年3月調査以来約2年ぶりにプラスに転じた。
なお、買い時だと思う理由(複数回答)として、来訪者・モニターとも、「金利が低水準だから」(来訪者85%、モニター69%)「価格が低水準だから」(同60%、同69%)「税制のメリットがあるから」(同60%、同42%)を挙げており、購入検討時に市場の実態を見聞きしていることが反映されていると、同社は分析している。