(株)レオパレス21は15日、2009年3月期の連結決算を発表した。
当期(2008年4月1日~09年3月31日)の連結売上高は7,332億3,500万円(前期比9.0%増)、営業利益は501億5,600万円(同▲29.8%)、経常利益は467億8,500万円(同▲23.1%)、当期純利益は99億5,100万円(同188.1%増)。大幅増益は、前期に多額の特別損失計上があったため。
アパート建築請負事業の前期末における受注残高が高水準であったため、アパート完成に伴い賃貸事業の管理戸数が増加したことから増収を達成。しかし利益については、下半期の急激な景気後退に伴い入居率の低下等による賃貸事業の採算悪化、不動産販売事業における販売用不動産評価損計上等により営業利益・経常利益とも減益となった。
次期は売上高7,007億円、営業利益217億円、経常利益199億円、当期純利益87億円を見込んでいる。
また決算と合わせ、2006年12月期に発表した「中期経営計画~United Spirit~」の最終年度終了に伴う、2009年4月~12年3月までの「新中期経営計画~Change for NEXT~」を発表した。
中長期的な収益成長が可能な事業基盤の再構築を図るとしており、コスト構造を抜本的に見直し、連結販管比率を12.7%から10.6%への圧縮や、人的資源のコア事業へのシフト、業者との提携・Web 活用の強化・拡大などに取り組んでいく。
12年3月期には売上高7,500億円(09年3月期7,332億円)、当期純利益240億円(同99億円)をめざす。