アセット・インベスターズ(株)は20日、2009年度(10年3月期)を初年度とする3ヵ年の新中期経営計画「Next Horizon 2009-2011」を発表した。
同社では、日本と中国の双方をつなぐマーチャント・バンキング事業をコア事業と位置づけ、従来の投融資事業に加え、日中双方の事業者に対して事業の発展のために必要となる金融ソリューションサービスを提供することを目標に掲げている。これを具現化するため、新中期経営計画を策定したもの。
従来の投融資事業・ファンド事業・アドバイザリー事業等の投資銀行業務に加えて、日中の有力な事業会社等との業務提携による機能を生かしつつ、日中の事業会社の成長戦略をサポートし企業価値向上と持続的成長に貢献していく。
また、日中の優良・成長企業に対する投融資やファンド・アレンジメント事業等中心とする投資銀行モデル型の収益構造を転換し、今後、成長が見込まれる日中の各事業会社との合弁事業などを通じた新たな収益基盤の拡充を早期に実現する予定。
さらに、健全性を重視した財務戦略として、流動費率200%超、自己資金比率30%超を経営の重要な目標とする。
これらにより、12年3月期売上高65億円(08年3月期50億5,400万円)、営業利益18億円(同▲11億2,800万円)、経常利益17億円(同▲15億1,500万円)、当期純利益17億円(同4,400万円)をめざす。