不動産ニュース / イベント・セミナー

2009/5/29

シンポジウム「ストック型社会の不動産市場を考える」を開催/日本不動産学会

シンポジウムの様子
シンポジウムの様子

 (社)日本不動産学会は24日、すまい・るホール(東京都文京区)で2009年度春季全国大会シンポジウム「ストック型社会の不動産市場を考える ~長期優良住宅の登場を受けて~」を開催した。

 2009年6月4日施行される「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」にちなみ、長期優良住宅の認定制度や支援策等の全貌、同住宅の普及や既存住宅の長寿命化などを推進するための方法と課題を、さまざまな角度から議論するのが目的。

 主催者としてあいさつした(社)日本不動産学会会長の三橋博巳氏(日本大学理工学部建築学科・大学院理工学研究科不動産科学専攻教授)は「不動産学会設立当初からの理念である産官学連携の企画が実現できた。学会のさらなる発展と活力につなげたい」と述べた。

 シンポジウムは、パネリストに国土交通省住宅局住宅生産課長・坂本 努氏、日本大学経済学部教授・中川雅之氏、明海大学不動産学部教授・中城康彦氏、(株)風 代表取締役・大久保恭子氏、(株)大京 建築企画部次長・丑澤正樹氏を、コーディネーターに、東京大学空間情報科学研究センター教授・浅見泰司氏を迎え、各パネリストの発表のあと、住み替え型市場の展望、不動産のマネジメント、「住宅履歴情報」の現実的な蓄積方法などについてのディスカッションを行なった。
 
 コーディネーターの浅見氏は、長期優良住宅を普及していくにあたって、住宅履歴情報の質・量の工夫、長期優良住宅にするメリット感、将来的な価値の具体的な提示、地域特性に合わせた整備などが必要、とまとめた。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。