(社)プレハブ建築協会は29日、平成21年度通常総会を開き、平成20年度事業計画案などを承認・可決した。また、樋口武男氏(大和ハウス工業(株)会長兼CEO)の会長辞意の表明によって、15日に開催された理事会で、和田 勇氏(積水ハウス(株)代表取締役会長兼CEO)が次期会長として選任されたことを明らかにした。
平成21年度事業計画には、住宅に対する消費税のあり方をはじめ、住宅に係る金融・税制等の住宅・土地対策全般について、関係諸機関に対し積極的に提言・要望を行なっていくことが盛り込まれた。
また、住宅部会では、法・基準への的確な対応として、住宅瑕疵担保履行法への対応、住宅性能表示制度の活用推進を行なっていく。さらに、良質なストック形成として、長期優良住宅の普及推進、良好な地域環境・まちなみづくりなどの活動を計画している。
総会後の記者会見であいさつした和田氏は、「質の高い住宅をつくり、優良な住宅ストックを形成していくためには、プレハブ協会の役割は大きい。雇用対策など波及効果が高い住宅産業が中心となって、循環型社会の実現をめざして世直しを行なっていきたい」などと述べた。