物流不動産運営のAMBプロパティコーポレーションは、調査報告書「世界貿易と物流不動産需要の長期展望:世界経済危機の中での貿易主体の投資戦略」を発表した。
同調査は、世界貿易の物流不動産への影響、貿易と国内総生産(GDP)との長期的な関係を分析し、貿易の発展について展望するとともに、サプライチェーンと倉庫の主要な動向も検証したもの。
調査では、物流不動産需要が、歴史的変動率の80%までが貿易量の変動によるもので、また貿易量の成長は、GDPとの相関性が高いとした。
貿易の対GDP比や対物流不動産需要比の構造的な関係は不変としており、米国ならびに世界の2010年のGDP成長率の予測は2.0%であることから、世界で5億平方フィート(4,645万平方メートル)の物流不動産需要が生まれ、回復していく、とまとめている。