


注文住宅を手がけるポラスグループのポラテック(株)は、「赤羽ハウジングステージ」(東京都北区)内に都内初となるモデルハウスをオープン。15日、業界紙記者に公開した。
同モデルハウスは4月25日にオープンしたもので、展示場1区画約62坪に、同社商品「アルジール」「和美庵」の2棟を配置している。
「アルジール」は、ビルトインガレージを備えた都市型3階建て住宅。同展示場の来場者に狭小地での計画が多いことから、透明な樹脂素材を使用した光を通す同社オリジナル耐力壁「クリスタルマジック」を階段室に採用。隣接するリビングに自然光を取り入れるなど、限られた敷地面積でも採光と開放感の高い空間を実現した。ビルトインガレージの側壁には、掃きだしのガラス戸を設置。隣り合う玄関ホールから愛車を眺められるようにすることで、玄関ホールにラウンジとしての機能を持たせている。なお、接道部分である建物正面には開口部を設けず、壁面緑化を施した。
一方の「和美庵」は、和食器のある暮らしをイメージした和風モダン住宅。土間を配置し、ミニギャラリー的な演出をしているほか、蹴込み板を外したオープン型階段をセンターに配置、階段室を木格子で囲み「行灯」に見立てている。建物正面2階は7枚のガラス窓で構成された全面窓。庇や外壁への泥はね等を防止する「犬矢来」を設けることで、京町屋のような風情を演出している。
建築面積、延床面積、本体価格は、「アルジール」が16.09坪、45.70坪、2,570万円。「和美庵」が19.24坪、33.0坪、2,575万円。オープン以来、すでに216組が来場。30歳代~50歳代の5組が契約している。
創業40周年を迎えた同社は、これまでJR常磐線、東武伊勢崎線、JR京浜東北線沿線に4万戸の住宅を供給。それら3路線の起点にあたる城北エリアに出店することで、今後、面的に営業展開していく考え。なお、同展示場出店に際し、新たに東京事業所を新設した。