ヒューリック(株)は30日、日本土地建物(株)と共同で事業を進めていた「仙台ファーストタワー」(仙台市青葉区)の第II期工事(商業棟・アトリウム)が竣工したと発表した。
同プロジェクトは、仙台市における「都市再生特別地区」適用第1号事業。2007年7月に地上24階建ての事務所棟を竣工、今般の商業棟・アトリウムの竣工で、全体が竣工することとなった。
開発規模は全体で、敷地面積約2,400平方メートル、延床面積約2万9,300平方メートル、地上24階地下2階建て、高さ99m。事務所棟の総賃貸面積は約1万3,300平方メートルで、基準階面積は約700平方メートル。
商業空間は、公共的な広場のアトリウムと商業棟に飲食店舗・物販店舗を配置している。店舗の総賃貸面積は約1,600平方メートル。
同プロジェクトのテーマは「都市への貢献」で、「アトリウム」「屋上広場」「歩道状空地」の3つの都市貢献施設を用意。
「アトリウム」は、仙台ファーストタワーの中心に位置、光と緑あふれる大空間。「屋上広場」は、商業棟の屋上に設置された都会的な緑化空間。飲食店舗を誘致して、仙台の新たな賑わいのスポット、市民の憩いの場として提供する。
「歩道状空地」は、建物をセットバックして歩道を広く確保し、市民へ開放する。また、仙台市のケヤキ並木に呼応するよう緑化を行ない、杜の都仙台を象徴する街路と調和させた。
なお、商業棟・アトリウムのグランドオープンは7月11日(土)。