不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/7/8

住宅用省エネ空調システム市場、2014年度1,218億円規模に拡大/矢野経済研究所調査

 (株)矢野経済研究所は3日、「住宅用省エネ空調システム市場に関する調査結果2009」を発表した。2009年5月~6月に、国内空調機器メーカー、住宅メーカーへ、専門研究員による直接面談、電話によるヒアリングおよび文献調査を併用して調査したもの。

 同調査では、ルームエアコンなど従来型冷暖房機器ではなく、電気ヒートポンプ式冷温水空調システムと、自然エネルギー利用空調システムの2つの住宅用空調システムを「住宅用省エネ空調システム市場」と定義。

 08年度の住宅用省エネ空調システム市場全体は、311億円(前年度比1,381%、エンドユーザ販売金額ベース)と大きく伸長する結果となった。同年度のタイプ別内訳は、「電気ヒートポンプ式冷温水空調システム市場」が279.3億円(構成比89.8%)、「自然エネルギー利用空調システム市場」が31.7億円(構成比10.2%)であった。

 「電気ヒートポンプ式冷温水空調システム市場」は、オール電化住宅での採用拡大などの影響により、05年度以降毎年4割以上のスペースで拡大しており、なかでも「電気ヒートポンプ式温水床暖房システム(エアコンなし)」は05年度以降08年度までの3年間で市場規模は24億円から206億円と8倍以上に拡大した。

 09年度以降の住宅用省エネ空調システム市場全体は、08年度までと同様に電気ヒートポンプ式冷温水空調システム市場を中心に毎年4割以上のペースで拡大し、14年度には1,218億円(08年度比391.6%)まで拡大すると予測している。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。