不動産ニュース / その他

2009/7/16

「戸建住宅価格査定マニュアル」、7年ぶりに改訂/近代化センター

 (財)不動産流通近代化センターは、宅建業者向けの「戸建住宅価格査定マニュアル」(2009年版)を、7月下旬に発刊する。

 「戸建住宅価格査定マニュアル」は、1981年の発刊以来4度の改訂を行なってきた。02年4月以来5度目の改訂となる今回は、戸建住宅をめぐる社会環境等の変化に対応するため、特に「戸建て住宅の質」、「維持管理の状況」等を評価に本格的に導入した。

 具体的な改訂ポイントは、(1)長期優良住宅普及促進法で制度化された「長期優良住宅」認定、(2)住宅の基本性能である耐震性能の有無、(3)住宅履歴書類の整備状況、インスペクションの結果等、(4)太陽光発電設備の設置など環境、省エネ等、に関する事項を価格査定に反映させた。
 また、戸建住宅の価格査定において、建物の品質、維持管理に関する情報がない場合、最低額に近い査定額となることが多いが、売主の協力等により付加情報が得られると、査定価格が上がっていくシステムとなっている。例えば、建築後25年経過した建物価格における残存率は、補修、設備改修、さらには全面補修等を行なっている場合、20~35%程度となる。

 販売価格は8,900円(CD-ROM、冊子)。同センターは、消費者向けの公的サイト「不動産ジャパン」などを通じ、宅建業者のみならず一般消費者にも、同マニュアルの周知を積極的に推進していく。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。