不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/7/16

棚卸資産の評価損約185億円を計上、最終損失265億円超/プロパスト09年5月期決算

 (株)プロパストは15日、2009年5月期決算を発表した。

 当期(08年6月1日~09年5月31日)の連結売上高は855億6,300万円(前期比▲22.8%)、営業損失160億2,600万円(前期:営業利益225億9,500万円)、経常損失200億600万円(同:経常利益173億3,800万円)、当期純損失265億9,600万円(同:当期純利益109億3,200万円)。

 金融機関の不動産融資引き締め、ファンドの投資意欲減退などの経営環境悪化のなかで、人員削減や固定費削減、保有物件の早期売却、事業主の地位の譲渡などを行ない資金回収を進めた。しかし、棚卸資産の評価損を売上原価で約141億円、特別損失で約44億円計上したこともあり、大幅な赤字となった。

 主力の不動産開発事業は、前記評価損により収益が圧迫されたほか、事業譲渡価格が抑えられたことなどから売上高450億5,900万円(前期比141.0%増)、営業損失59億1,100万円(前期:営業利益11億9,200万円)となった。資産活性化事業は、資金回収を優先した早期売却で売却価格の引き下げを余儀なくされ、売上高402億3,000万円(前期比▲56.0%)、営業損失83億6,500万円(前期:営業利益243億100万円)にとどまった。

 なお、次期については連結売上高377億円、営業利益10億円、経常利益1億円、当期純利益1億円を見込んでいる。

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