サンフロンティア不動産(株)は7日、2010年3月期第1四半期決算の説明会を開催した。
当期(09年4月1日~6月30日)の連結売上高は8億5,800万円(前年同期比▲93.0%)、営業損失7,500万円(前年同期:営業利益5億1,400万円)、経常損失1億6,700万円(同:経常利益2億9,600万円)、当期純損失1億4,200万円(同:純利益1億7,200万円)。
当期は、販管費において前年同期比▲59.1%と、営業経費の大幅削減を実現。しかしながら、不動産再生事業のリプランニング事業では、たな卸資産の大幅な圧縮を進めたことなどから、物件の売却は1件のみとなり、売上高は3億4,000万円(前年同期:10件売却、売上高114億900万円)と大幅に減少、営業損失を計上するに至った。
賃貸ビル事業においては、前期に実施した保有ビルの売却や、たな卸資産の圧縮、仕入れの見送り等により賃料収入が減少。売上高は5億6,900万円(前年同期比▲95.2%)、営業利益は6,900万円(同▲90.8%)となった。
不動産サービス事業のプロパティマネジメント事業においては、空室の発生防止に努めた結果、縮小移転等による解約の抑制や新規テナント誘致が進捗し、オフィス系物件の稼働率は94.8%と高水準を維持した。
説明会の冒頭、同社代表取締役社長の堀口智顕氏は「今期戦略の一つであるフィービジネスの強化については、収益基盤ができつつある。また、前期より取り組んできた経費・工事費・購入費の削減により、販管費年間10億円の削減をめざしたい」などと語った。
なお通期については、売上高146億円、営業利益4億5,000万円、経常利益1億1,000万円、当期純利益1億1,000万円を見込む。