(財)日本総合研究所と(財)東日本不動産流通機構は10日、東京圏マンションの流通価格に関する調査結果を発表した。
同調査は、東日本不動産流通機構の登録データを利用し、日本総合研究所が開発した価格指数推計システムをもとに東京圏の中古マンションの価格を指数化しているもの。
価格指数の推計に際しては、広さ、古さ、立地など物件ごとの属性の影響を取り除くためにヘドニック法によって品質調整を行なっている。
調査対象は、2009年7月に東日本不動産流通機構に成約登録された埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県の221市区町村における中古マンションの取引価格1,175件。
それによると、1995年の平均値を100とした場合、2009年7月の東京圏のマンション流通価格は85.0。前月比で▲0.3%、前年同月比で▲3.4%となった。