産業ファンド投資法人(IIF)は13日、2009年6月期決算を発表した。
当期(09年1月1日~6月30日)は、営業収益31億9,800万円(前期比▲1.9%)、営業利益15億円(同▲3.9%)、経常利益8億7,600万円(▲8.7%)、当期純利益8億7,500万円(同▲8.7%)となり、1口当たり分配金は、1万1,078円となった。
当期は「IIF武蔵村山ロジスティクスセンター」を80億4,000万円で売却したほか、物流会社や荷主とのチャネルを確立、テナントとのリレーションシップを強化、「IIF野田ロジスティクスセンター」において、賃料の増額改定を実現した。
当期末の保有資産は、物流施設7物件、インフラ施設2物件。資産総額は取得価格ベースで991億1,000万円となっている。賃貸可能面積は23万9,265.49平方メートルで、平均稼動率は99.9%。
なお、財務基盤の強化を目的に、2月27日に割当先を三菱商事(株)とした劣後投資法人債80億円を発行。また、上記物件の売却の実施により借入金の一部返済を実施し、LTVを低下させた。その結果、短期借入金365億円、長期借入金150億円となっている。
次期業績は営業収益30億9,300万円、営業利益14億1,900万円、経常利益7億6,200万円、当期純利益7億6,100万円を見込んでいる。