(株)帝国データバンクは13日、大手ホームビルダー129社の実態調査結果を発表した。
同調査は、2006年・07年・08年(各1~12月期)の、売上高、当期純利益、棚卸資産、有利子負債が判明していて、08年の売上高が80億円以上の大手ホームビルダー129社について調査分析したもの。
なお、「ホームビルダー」とは、売上高のうち戸建住宅販売の割合が最も多い住宅メーカー、工務店、建売り業者。総合不動産会社やアパート・マンションなどの集合住宅は除外している。
これによると、08年の大手ホームビルダー129社の税引後当期利益合計は約1,107億8,100万円(前年比約▲44.2%)。うち、連続黒字となったのは96社だった一方、21社が赤字転落となった。
利益トップは積水ハウス(株)で約501億7,900万円。2位が積水化学工業(株)で約165億2,200万円、3位が旭化成ホームズ(株)で約87億4,600万円。
売上高合計は約7兆7,397億5,800万円(同▲0.01%)で、前年比ほぼ横ばい。うち、67社が増収、62社が減収となった。
売上高トップは積水ハウスで約1兆1,952億4,500万円。2位が大和ハウス工業(株)で約1兆1,576億6,000万円、3位が住友林業(株)で約7,132億1,300万円。
棚卸資産合計は約2兆7,475億9,600万円(前期末比約11.0%増)。棚卸資産回転期間は4.3ヵ月で、前期末比0.5ヵ月長期化した。
有利子負債合計は約1兆5,255億4,700万円(同約20.2%増)。有利子負債月商倍率は2.4倍(同0.4ポイント増)。
詳細は、同調査PDF(http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p090803.pdf)参照。