積水ハウス(株)は8日、千葉工業大学と共同で、コミュニケーション・ロボットテクノロジー(RT)を住宅に応用し、高齢者の健康管理を行なうことで生活をサポートする、在宅健康管理・支援システムの研究開発に着手したと発表した。
(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が進めている「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」の一環として受けていた委託契約の完了を機に、本格的に研究開発を開始したもの。
研究開発の内容は、住宅における、生体センサーなどのRTを活用した高齢者の健康管理を行なうシステムの開発、生体情報の計測や健康のためのアドバイスなど、居住者と医療をつなぐインターフェイス機能の検証、負担の少ない健康管理を通じて、高齢者にとってさらに安心で快適な生活の提供など。
NEDOからは千葉工業大学とともに1億3,000万円(予定)の助成金を受け、2009年度から10年度の期間で研究を行なった後、13年度を目標にシステム実用化をめざす。