不動産ニュース / その他

2009/9/11

不動産投資市場の回復に向け、「不動産市場安定化ファンド」に期待/ARES

 (社)不動産証券化協会(ARES)は10日、東海大学校友会館(東京都千代田区)にて第42回理事会を開催した。

 理事会では、9月10日付の日興コーディアル証券(株)の正会員としての入会と、(有)トランズパシフィックエンタープライズ、SBIエステートマネジメント(株)の賛助会員としての入会を承認。同日現在の同協会の会員数は、正会員96社、賛助会員208社の計304社となった。
 また、公益法人改革に伴い、同協会も新制度の法人へと移行する必要があることから、企画委員会の正・副委員長会社において、移行方法について検討することを決定した。

 理事会終了後開催された記者懇親会で、同協会理事長の岩沙弘道氏は、5日に設立された「不動産市場安定化ファンド」について「同ファンドの設立は、投資法人債の償還などのリファイナンスリスクの軽減等を通じて、不動産市場の適正な価格形成機能の回復と資産デフレの防止に寄与するだろう。また資金貸付により、JREITの体質改善や合併による再編を促すことで、JREIT市場の活性化が見込まれる。投資家の期待と信頼に応えられる市場へと回復していくことを期待したい」と見解を述べた。
 また、市場に携わる人材の育成や、事業者への規律の徹底を図ることを目的に、コンプライアンスに関する教育プログラムの開発に着手。不動産投資市場の環境整備にこれまで以上に注力していく、と語った。

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