ミサワホーム(株)は10日から、鉄骨系賃貸併用住宅「HYBRID HOME plus(ハイブリッド ホームプラス)」を全国で発売する。
同社ではすでに木質系賃貸併用住宅「Belle Lead HOME plus(ベルリード ホームプラス)」を2007年10月より販売展開しているが、このたび鉄骨系の「HYBRID HOME plus」を追加することで、鉄骨志向が強い賃貸市場にてさらなる拡販を図っていく。
同商品は、ストック型社会での住宅のあり方をめざし、家族構成やライフスタイルの変化に合わせ、用途や間取りの変更に柔軟に対応できる住まい。
同社が10月から本格展開していく長期にわたり住み継いでいただくための住宅循環の仕組み「住まいるりんぐシステム」と連動し、ハードとソフトの両面から将来の安心を積極的に提供していく。
「HYBRID HOME plus」では、新築時から賃貸住宅経営を計画している人への「いまからプラス」と、将来賃貸経営や店舗併用住宅などを計画している人への「あとからプラス」という二つの考え方を提案。
「いまからプラス」は、新築時に狭小間口の戸建住宅を連棟で建設し、そのうちの一つを自宅として、その他を賃貸住宅として利用できる。賃貸部分を子世帯の住まいとして利用すれば、将来親世帯と子世帯が居住スペースを交換するなど、家族構成やライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる。
「あとからプラス」は、新築時には住宅全体を自宅として使用し、将来自宅の一部を界壁等で区切ることにより、賃貸住宅や店舗スペースなどに変更できる。新築時にこれらのスペースを仕切る界壁ラインを想定し、床や天井裏など隠蔽部分の構造体をあらかじめ界壁仕様とすることで大掛かりなリフォームを回避でき、コストを抑えることができる。
「いまからプラス」モデルプラン(65-3SW・一般地域)は税込3,842万8,000円(坪単価59.3万円)。「あとからプラス」モデルプラン(41-2SE・一般地域)は税込2,386万4,000円(坪単価58.2万円)。
プランは自由設計だが、「いまからプラス」5プラン、「あとからプラス」8プランの計13のモデルプランを用意し、初年度販売100棟をめざす。