（株）長谷工アーベストは、09年秋の大型連休（9月19～23日、通称：シルバーウィーク、以下SW）のマンション販売状況をまとめた。同期間に同社が販売受託した新築マンション（首都圏28棟、近畿圏27棟）のモデルルーム来訪件数、申込件数、申込率（申込件数を来訪件数で割ったもの）を、08年のゴールデンウィーク（以下GW）（首都圏36棟、近畿圏29棟）、09年GW（首都圏37棟、近畿圏26棟）と比較した。
首都圏では、08年GW実績を1.0とした場合の来訪者数は、09年GWが1.3となり、SWも1.2とほぼ横ばいに推移した。また、申込件数は09年GW1.7、SWも1.7と大幅に増加。その結果、申込率も09年GWは1.4、SW1.5と増え、リーマンショック以前の08年GW水準を上回った。
また、近畿圏では、08年GWと比較した来訪件数が09年GWは0.7と落ち込んでいたが、SWは1.0と回復。申込件数は09年1.4、SWは2.1と倍増し、申込率も09年GW1.9からSWは2.0と好調を維持した。
今回の結果について、同社は「実需に基づいた住宅取得ニーズは強く、首都圏に比べお客様の動きが慎重だった近畿圏も、価格調整の進捗により、お客様の動きが活性化されることが確認できた」としている。
