三井不動産販売(株)は8日、住宅地・既存マンションの価格動向を四半期ごとに定点調査する「リハウス・プライスリサーチ」の関西圏・名古屋圏版を発表した。
2009年7~9月における関西圏(大阪市内、北摂、大阪東南部、京都、神戸・阪神)の四半期変動率は、住宅地が▲0.8%(前回調査▲0.5%)と、前回調査に引続き横ばい傾向となった。エリア別にみると、北摂のみ下落幅が拡大したもの、他のエリアではすべて横ばいとなった。
既存マンションは▲0.4%(同▲0.3%)と、3期連続の横ばい傾向。エリア別では、北摂、大阪東南部、京都の3エリアが下落傾向から横ばい傾向に転じた。
08年10月~09年9月における年間変動率は、住宅地が▲6.4%(同▲9.1%)、既存マンションが▲3.5%(同▲4.9%)と、どちらも前回調査時から下落幅が縮小した。
09年7~9月における名古屋圏(名古屋市、名古屋市近郊、岐阜)の四半期変動率は、住宅地が▲0.3%(同▲0.3%)と、前回に引続き横ばい傾向に。エリア別では、岐阜が▲2.9%とやや下落に転じた他は小幅な変動となった。
既存マンションは0.3%増(同変動なし)と、6期ぶりにプラスに転じた。エリア別では、全エリアにおいて小幅な変動になった。
08年10月~09年9月における年間変動率は、住宅地が▲5.6%(同▲5.9%)、既存マンションが▲1.8%(同▲2.8%)と、いずれも前回調査時より下落幅が縮小している。