不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/10/9

09年上半期の不動産投資、日本がアジア全体の投資額の44%占める/CBRE調査

 シービー・リチャードエリス(株)(CBRE)はこのほど、アジア主要都市の不動産投資マーケットについてまとめた「アジアインベストメントマーケットビュー(2009年上半期)」を発表した。

 それによると、アジアの不動産投資市場は、2009年はじめは不調であったものの、第2四半期に回復を見せ、前期比41%増となった。ただしこれは債務返済のため手持ち不動産を売却する必要に迫られたオーナーが現在の価格水準に妥協した結果によるもの。09年上半期としては、前年同期比で▲58%となっている。

 アジアにおける直接不動産投資は、日本がアジア全体の投資額の44%を占め、続いて中国が18%、香港が15%となっている。

 なお、2009年第2四半期中に締結された不動産取引のうち、最大規模のものは、AIGの東京本社であったAIG大手町ビルの日本生命への売却(12億ドル相当)。また、2009年上期のアジアにおける取引うち上位10件中8件が同一国内バイヤーによるものであった。

 なお、今後の見通しとして、経済は引き続き回復する見込みで、資産価格が安定、投資家も徐々に不動産投資市場に戻ってくると予測している。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆