不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/10/14

特別損失98億円計上で、大幅減益/原弘産10年2月期第2四半期決算

 (株)原弘産は13日、2010年2月期第2四半期決算を発表した。

 当期(09年3月1日~09年8月31日)は、売上高92億2,800万円(前年同期比▲11.1%)、営業損失30億7,100万円(前年同期:▲15億600万円)、経常損失35億700万円(同:▲21億9,000万円)、当期純損失66億8,600万円(同:▲50億6,400万円)となった。

 当期では、環境事業関連の連結子会社の譲渡と風力発電事業からの撤退により、不動産事業に注力してきたが、社債償還益等の特別利益65億9,900万円を計上したものの、債務保証損失引当金繰入や、たな卸資産評価損等の特別損失97億7,900万円を計上したことから、大幅な減益となった。

 セグメント別では、主力の不動産分譲事業が、新規にマンションプロジェクトを計画せず、たな卸不動産の売却および分譲マンション代理販売に注力したが、不動産価格下落により適正な利益を確保することができず、営業収益71億8,700万円、営業損失24億7,400万円となった。

 不動産賃貸管理事業は、営繕工事の獲得に注力したものの、計画どおり獲得できず、また管理戸数および入居率においても減少傾向にあったことから、営業収益5億6,900万円、営業利益1億5,200万円を計上した。

 通期は、売上高131億円、営業損失39億2,000万円、経常損失44億4,000万円、当期純損失45億9,000万円を見込む。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。