不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/10/16

購入検討者の32%が「購入したいと思うマンションがない」と回答/アトラクターズ・ラボがアンケート

 アトラクターズ・ラボ(株)は16日、マンション購入に対する意識調査を発表した。

 同調査は、購入側の価格に対する意識・価格弾力性・商品選択の優先順位を中心に、購入検討者の心理を時系列で比較したもの。自社サイトモニターのうち、直近3ヵ月に新築マンションの販売センターに行った経験がある人を対象にアンケートを実施した。調査期間は2009年10月2~6日、有効回答数は173件。

 「購入したいと思った物件数」の問いでは、「0件(=購入したいと思う物件がなかった)」と回答した人が32.4%(前回調査24.3%)を占め、同調査の開始以来最も高い水準となった。また、「購入したいと思う物件が1件以上あった」という回答者に竣工時期を調査したところ、66.7%が「竣工前の物件」と回答。しかし、09年8月時点での販売中物件のうち「竣工前」のものは3割弱に過ぎず、マーケットは消費者の意向とは逆であることがわかった。

 3ヵ月以内に訪問した販売センターの件数は「1件」が40.5%(同30.6%)と増加。ユーザーマインドの停滞をうかがわせた。また、訪問した物件竣工時期は、「竣工前が多い」が46%、「竣工前、竣工済みが半々」が26%、「竣工済みが多い」が28%となり、センターに訪問したいと思わせる物件も「竣工前の物件」に人気が集まっていることが明らかになった。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。