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2009/10/20

学生から賃貸住宅のアイディア募る「JPM学生コンテスト」授賞式を初開催/日管協

講評する審査委員長の岩村氏と受賞者(向かって左)
講評する審査委員長の岩村氏と受賞者(向かって左)

 (財)日本賃貸住宅管理協会東京支部は20日、草月会館草月ホール(東京都港区)にて、学生から賃貸住宅のアイデアや企画を募る「第1回JPM学生コンテスト」(審査委員長:岩村和夫東京都市大学教授)の授賞式を開催した。

 同コンテストの今回のテーマは「わたしの住みたい夢のECOハウス」。
 大学(短大・大学院を含む)、高等専門学校の4~5年生ならびに専修学校専門課程の在学生を対象に、新しい価値とオリジナリティのある賃貸住宅のアイデアを募集し、応募数22作品の中から、最優秀賞1点(賞金20万円)、副賞4点(同8万円)が選ばれた。

 最優秀作品賞に選ばれたのは善野浩一・山田英恵さん(東京大学大学院)の「もちあるく夢の箱」。
 人が入れ替わる賃貸住宅では、原状回復などによって部屋をゼロの状態に戻す行為自体が、エコではないのではないかという視点にもとづき、住まうための箱と、いろいろなまちに点在する箱をはめ込むためのスケルトンを提案、ポータブルな居住空間を提案した。

 また、「アットホーム賞」に、池田真人・荒井亮蔵さん(日本大学大学院)の「みんなの大きな家」が、「住宅新報社賞」に大野佑太さん(日本大学大学院)の「集い、住まう、中空階」が、「ネクスト賞」に松本なつきさん(国際デザイン・ビューティーカレッジ)の「橋の家~風の通りみち~」が、「リクルート賞」に、野見山周作さん(鹿児島大学大学院)の「農業系集合住宅」がそれぞれ選ばれた。

 審査委員長の岩村和夫氏は、「賃貸住宅とエコというどちらも難しいテーマであったと思うが、それを一つのプランにまとめあげていくという至難の業に正面から取り組んでもらった。これから社会に出て行く学生諸君には、ぜひここで考えたこと、心がけたことを忘れないでほしい。また、こうしたコンテストは1回で終わらせるのではなく、いろいろな課題を掘り下げたテーマを掲げ、続けて開催していくことができれば、大きなムーブメントとなるのではないだろうか」とコメントした。

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