(株)ゼクスは22日、中国でシニアハウジング&サービス事業を展開すると発表した。中国・北京に拠点を置き高齢者向け住宅の開発を手がける金色九九投資諮?有限公司(董事長:于峰氏)とコンサルティング基本契約を締結。また同社に約148万元(日本円で約2,233万円)を出資した。
中国は、約13億人の人口の12.3%が60歳以上の高齢者となっており、2050年には高齢者比率は30%に達すると見込まれている。また、北京(高齢者比率14%)と上海(同20%)では、すでに急速な高齢化を迎えており、高齢者住宅整備は最重要課題となっていることから、国内でのシニアハウジング事業ノウハウを生かし、事業展開することとしたもの。
第1号プロジェクトとして、同社主導によるヘルパー付き二世帯住宅団地(223区画)を北京市朝?区で開発分譲。今後、中国民政部(日本の厚生労働省に相当)の協力を得て、上海市や天津市など人口500万人以上の都市18ヵ所で、年間2~3ヵ所程度事業展開していく予定。同社は、それら事業のコンサルティングとして参画。売上の5%以上をコンサルティングフィーとして取得できる見込み。