不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は27日、同社ネットワークにおける2009年9月の首都圏賃貸物件市場動向を発表した。
同月の物件登録数は、居住用が4万3,970件(前年同月比3.1%増)と4ヵ月連続のプラス。逆に事業用は4,733件(同▲4.1%)と、5ヵ月連続のマイナスとなった。
居住用物件の成約数は、1万5,539件(同▲11.1%)と、4ヵ月連続の前年割れ。エリア別でも、東京23区 6,707件(同▲10.3%)、東京都下1,244件(同▲13.6%)、神奈川県5,090件(同▲8.2%)、埼玉県1,307件(同▲20.2%)、千葉県1,191件(同▲13.5%)と全エリアで減少した。
一方、1平方メートル当たりの成約平均賃料は、マンションが2,620円(同▲0.4%)、アパートが2,070円(同1.0%増)。1戸当たりの成約平均賃料はマンションが9万9,300円(同▲0.2%)、アパートが6万4,800円(同▲0.6%)。新築・中古別では、新築マンションが9万 8,300円(同▲12.2%)、中古マンション9万9,500円(同2.9%増)、新築アパート7万7,900円(同5.7%増)、中古アパート6万2,100円(同▲2.2%)と、新築マンションの平均成約賃料が前年同月比で12.2%の下落となるなど、下落幅は再び拡大に転じた。