不動産ニュース / ハウジング

2009/11/12

生産能力3倍に向上、「プレカット坂東工場」公開/ポラスグループ

多棟木拾装置。10棟単位での供給が可能となる
多棟木拾装置。10棟単位での供給が可能となる

 ポラスグループは11日、業界記者向けに「プレカット坂東工場」(茨城県坂東市)の見学会を開催した。

 同工場は、小屋束などを加工する“クリエイティブフィールド”と横架材などを加工する“テクノフィールド”からなる、総敷地面積約5.1万坪の同社最大級のプレカット工場。

 今回公開した“テクノフィールド”では、2005年に第2期設備投資を実施し、横架材の加工行程を並列させた「二卵性並列式ツインターボ」方式を採用。これによりラインの不具合による生産効率の低下を防ぎ、時間当たりの生産能力は従来の約3倍となる25坪を実現している。

 また、以前はフォークリフトを使用していた加工機への木材供給に代わり、多棟木拾装置を設置。省力化することでコストダウンを図っている。
 そのほか木片をチップ化し再利用できるようリサイクル工場棟を隣接させるなど、環境にも配慮したつくりとなっている。

 見学会にて解説を行なった同グループ・ポラテック(株)プレカット事業部業務推進部長の上島正彦氏は、「リーマンショック以降の不況の影響で、下落していた木材価格は回復基調にある。プレカット事業は昨年、販売先をパワービルダーから中小の工務店とするなどの営業努力をした結果、利益を伸ばしている。当工場では加工だけでなくCADによる建築図面の提案なども可能であることから、今後“プレカットを持つ設計事務所”として進展していきたい」と語った。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年9月号
アクティブシニアの最新住宅ニーズ!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。