


ポラスグループは19日、創業40周年を記念し、帝国ホテル(東京都千代田区)にて、記念式典を開催した。
記念式典の第一部では、同社40年のあゆみをつづった映像上映ののち、ポラスグループのプレカット事業を手がけるポラテック(株)代表取締役の中内晃次郎氏が「間口二間ほどの自宅兼事務所で始めた当社の現在があるのはひとえに皆さまのご支援の賜物です。今後ともご支援をよろしくお願いします」とあいさつ。
続いて、(社)日本木造住宅産業協会(木住協)会長で、住友林業(株)取締役社長の矢野 龍氏が「この40年、住宅産業が経験してきた成長と苦難をともにしてきた。ポラスグループは、木造軸組み工法の近代化といった技術開発をはじめ、木住協の立上げにも参画し、理事、委員歴任など、20年以上にわたって支えてくれている。また、いち早い実物大住宅耐震試験の実施やプレカット事業の展開といった、木造軸組み工法の安全性の確認や向上に取り組むなど、業界へ貢献は非常に大きい。深い敬意と感謝の意を表する次第です」と話すなど、多くの来賓が祝辞を述べた。
また第二部では、ポラス(株)代表取締役の大久保浩成氏が、「創業以来、“住宅産業は地域密着が基本”と、徹底した地場密着を守り続けてきた。社員には常日頃、お客さま個人・『○○家』と付き合い、購入、増改築など、何代にもわたって当社のサービスをご提供しよう、それがわれわれの原点だと言いきかせている。お客さまから機会あるごとにご指名いただくには、真に心のこもったサービスを提供していくしかない。今後も、この姿勢を守り続けていきたい」などとあいさつした。
会場には関係各社・来賓など約400名が参列、盛会になった。
なお、ポラスグループは故・中内俊三氏が1969年に創業した中央住宅社がルーツ。2008年度の売上高は1,530億円、総従業員数は2,117名。
ポラスグループの「ポラス」はラテン語で北極星の意味。孔子の論語「北辰居其所 而衆星共之(北辰の其の所に居て衆星のこれにむかうがごとし)」に由来している。