不動産ニュース / 調査・統計データ

2009/11/20

全地域・全用途で地価下落が継続/JREI「市街地価格指数」

 (財)日本不動産研究所(JREI)は19日、2009年9月末現在の市街地価格指数・全国木造建築費指数を発表した。
 毎年3月と9月の2回実施しているもの。市街地価格指数は、全国主要223都市・約2,000地点(定点)の地価を鑑定評価し指数化。木造建築指数は、那覇を除く都道府県庁所在46都市の木造建築費を調査・集計したもの。

 09年9月末現在の市街地価格指数は、すべての地区・用途区分で下落基調となった。「六大都市」(東京区部、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸)の商業地指数は、前回調査時の10.8%下落から、6.9%に上昇。また「東京区部」は、前回調査時の10.2%下落から4.2%となり、大都市では下落幅の縮小傾向が明確になった。

 住宅地については、前回調査と同程度の下落となったが、三大都市圏では下落幅が縮小。特に「東京区部」では前回調査時の6.7%下落から0.5%と下落幅が大きく縮小し、地価はほぼ下げ止まりとなった。

 今後の見通しについては、今後半年間の予測値の集計によると、「全国」では今回調査と同程度の下落率で、依然として下落基調が継続する、としている。

 木造建築費指数は、00年3月末を100とすると95.2。09年3月末~9月末の半年で0.6%の下落、08年9月末~09年9月末の1年間で1.0%下落した。

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