エス・バイ・エル(株)は24日、2010年3月期第2四半期決算説明会を開催した。
当期(09年4月1日~9月30日)の連結売上高は227億6,700万円(前年同期比▲13.9%)、営業利益2億9,200万円(同108.5%増)、経常利益8,200万円(前年同期:経常損失3,300万円)、当期純利益1億3,300万円(同:当期純損失2億800万円)となった。
セグメント別では、主力の住宅事業は、請負事業が景気後退に伴い受注が低迷したこともあり、売上高222億8,300万円(前年同期比▲13.7%)となったが、不採算受注の見直し、経費の削減およびコストダウン等により、営業利益は7億6,100万円(同6.1%増)となった。
不動産賃貸事業は、不動産市況の低迷の影響から空室率が増加したこと、一部賃貸料を減額したこと等の影響により、売上高3億3,500万円(同▲9.9%)、営業利益1億7,300万円(同▲17.1%)となった。
その他事業は、売上棟数の減少にともない、家具等の住宅関連商品の売上が減少したことにより、売上高1億4,700万円(同▲44.4%)、営業利益5,000万円(同▲41.3%)となった。
説明会で執行役員副社長の荒川俊治氏は「上期は、前年同期比13.9%の大幅な減収となったものの、売上総利益率は4四半期改善し続けている。また、販売管理費は前年同期比13.1%削減するなど、純利益を平成16年9月期以来5期ぶりに計上した。今後は営業面のてこ入れを行ない、全国持家着工数のシェア1%となる年間3,000戸の獲得を、少なくとも5年以内に達成したい」などと述べた。
通期については、売上高500億円、営業利益13億円、経常利益8億円、当期純利益6億円を見込んでいる。