(株)アキュラホームはこのほど、同社が提案した「つくり手・すまい手・近隣が一体となった地域工務店型ライフサイクル省CO2木造住宅」が、国土交通省の平成21年度第2回「住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択されたと発表した。
同事業のコンセプトは、「住宅のライフサイクルにおける省CO2対策」、「つくり手・すまい手・近隣が一体となった省CO2対策」、「主宰する全国工務店ネットワークへの段階的な普及体制を構築」の3つ。
具体的に、省CO2対策としては、建設・居住・解体といった各段階でCASBEEライフサイクルCO2の試算でCO2の41%の削減、さらに試算対象に入っていない製造・流通段階の取り組みを含めると41%+αの削減効果とした上で、つくり手においては、資材配送を自社物流センターの計画配送により搬入回数を削減など、すまい手へは、省CO2的な住まい方を啓発するツール提供とコーチングの実施、近隣の住居者へは、現場見学会を通じた情報発信や勉強会の開催を行なうとしている。
さらに、普及体制を構築としては、同社によるモデル住宅を建設し、主宰する500社の工務店ネットワーク「ジャーブネット」内にけん引き役となるリーディングメンバーを組織し取り組むことによる地域展開を行ない、以降「ジャーブネット」へ段階的に普及させる体制を構築するもの。
同提案は、さまざまな省CO2技術をバランス良く導入しており、ライフサイクルCO2削減効果も高く、住宅コストもリーズナブルで普及での期待大きい点が評価されたもの。