旭化成ホームズ(株)は27日、志木公園内(埼玉県朝霞市)にある同社展示場にて、子育て世代を支援する生活提案「+NEST(プラスネスト)」を導入した戸建住宅の見学会を開催した。
「+NEST」とは、住ソフトに関する研究を行なう同社「くらしノべーション研究所」(旧住生活総合研究所)が提案する新しいライフスタイル。子育て期の家族の生活を「家事」「子育て」「家族それぞれの自立」という側面から総合的に支援し、家族間コミュニケーションを深める暮らしを提案するもの。
具体的には(1)ペニンシュラキッチン、(2)+NEST空間、(3)家族ロッカー、(4)室内物干しコーナーの4アイテムを空間設計に採り入れる。
「ペニンシュラキッチン」は、ダイニング側の反対からでも水栓が使用できる新型シンクなどを採用。比較的家族が集まりやすい時間帯である「朝ごはん」の時間に、家族が集まって家事協力できるようにしたことで、家族間の活発なコミュニケーションを実現する。
玄関とリビングダイニングの間に設けられる、家族それぞれの専用ロッカー「家族ロッカー」は、衣類や鞄などの道具類の放置を防ぐとともに、扉部分をメッセージボードとして使用できるよう工夫した。
「+NEST空間」は、リビングダイニングに子供が学習の際に使用するスペースとして設けるもの。家族が別々の作業をしながらも、一緒の空間にいることで家族間コミュニケーションを促す。「床上げタタミタイプ」「デスクタイプ」の2種類を用意しており、「導入しやすい『デスクタイプ』の人気が高い」(同社広報室課長:帯屋博義氏)という。
「室内物干しコーナー」は、家族が関わりやすい廊下ホールの一角に計画。洗濯物をたたんだり片付けるなどの行為を家族で協力しながら実行できるとともに、夜間の物干しにも対応する。
なお、これら商品は個別にも売り出しており、特に「主婦からは『家族ロッカー』が好評を得ている」(同氏)という。
12月1日から、全国のモデルハウスにて「+NEST」販売フェアを展開していく予定。なお、「くらしノべーション研究所」の詳細等はこちらを参照のこと。