(社)日本不動産学会は2日、帝国ホテル(東京都千代田区)で「設立25周年記念式典」を開催。学会会員をはじめ、関係団体などから多数の来賓が出席した。
式典の冒頭あいさつした同学会会長の三橋博巳氏は「不動産学とは、不動産に関する諸問題を科学的・学際的に解明する学問であるが、産・官・学が連携して活動してきたことにより、その基盤が構築できた。25年目を節目に、政策提言など情報力発信の強化や、社会貢献、国際ネットワークの構築など、学会や不動産学のあり方を見直したい。
今後は地域住民や他学会との協力関係を築いていくことで、産・官・学の連携をさらに強化していく」と語った。また、「今後は不動産を考えるにあたり、地球空間にとどまらず、宇宙空間まで視野を広げていきたい」と抱負を述べた。
その後、アーバン・ランド研究所不動産金融担当シニア・レジデント・フェローのスティーブン・R・ブランク氏による記念講演などが行なわれた。