（株）アイディーユーは9日、NIS バリューアップ・ファンド3号投資事業組合（東京都中央区、業務執行組合員：エヌ・アイ・ストラテジック・パートナーズ（株））との間で、業務資本提携につき合意した。
同組合は、中堅・中小企業向けの投資銀行業務を営むNISグループ（株）の子会社、エヌ・アイ・ストラテジック・パートナーズ（株）が中心となって組成した民法上の任意組合。同グループとの関係強化により、中小不動産事業者や金融機関向けのソリューションテクノロジーの提供先の確保などのシナジーが期待できると判断。同グループ傘下となることで、自己資本の充実および財務基盤の健全化・強化を図る。
今回の業務提携により、同社は同ファンドへの出資者や取引先に対し、ソリューションテクノロジーや関連ノウハウを提供するほか、同社と出資者により中国にジョイントベンチャーを立ち上げ、不動産ネットオークション事業（仮称「マザーズオークションChina」）を展開する。
また、資本提携では、同組合を割当先とする第三者割当により新株約14万株、新株予約権270個を発行。これにより、同組合は、同社の株式の35.56％を保有する筆頭株主となる。同割当により調達する約14億円は、業務提携に伴うシステム開発費、人件費などの販売管理費に充てる。
