大和ハウス工業(株)は7日、建築家 鈴木エドワード氏とコラボレーションしたデザイナーズエコ住宅「xevoEDDI(ジーヴォ・エディ)」の実棟を、戸建分譲地「フローラルアベニュー 御殿場 栢(かや)の木」(静岡県御殿場市)で公開した。
同商品は、「インターフェース(中間領域)」を介して、自然の風や光を家の中に取り込み、室内にいながら屋外を感じられる空間を提供していることが特徴。日本の伝統的な暮らしの知恵をベースに、縁側や坪庭、簾、庇を設けて、通風、日照を操作している。
分譲地は、JR御殿場線「御殿場」駅より富士急バス約8分。「インドアパティオ」と「ハイワイドリビング」の2つのプラン、4棟が公開された。いずれも、外張り断熱通気外壁と汚れが付きにくい光触媒コーディングを採用。外観は木調アルミ製格子を用いて、デザインを統一している。
「インドアパティオ」では、玄関を入ってすぐのスペースに、吹き抜けから光と風が差し込む屋内パティオが設けられている。外と室内をつなぐことで、子供の遊び場やペットのための空間としても利用することができる。
「ハイワイドリビング」は、1階リビング上に大きな吹き抜けスペースを設置、立体的な縦の広がりを持たせている。吹き抜け部分から光と風が差し込み、家の中を明るく風通しの良い状態をつくっている。
販売価格はモデルハウス物件で4,980万円、建物面積は105.36平方メートル。従来のフラット屋根を嫌がる顧客の声に応え、片流れ屋根を採用し、価格を戸当たり60万~70万円安くしている。
また、「収納が少ない」という要望にも応え、パイプや棚を追加できる「イージークローク」も設置。デスクを後付けすることで、書斎代りとしても対応できる。
同社営業本部住宅事業推進部の山口知洋氏は「xevoEDDIでは、デザインなど必要なところをこだわり、耐力壁や柱などはシンプルにしてコストを下げた。これまでの販売状況は、30代で年収は700万~800万円の土地なしの方が多い」などと話した。