不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/12/15

1口当たり分配金は1万7,496円/NOF09年10月期決算

 野村不動産オフィスファンド投資法人(NOF)は14日、2009年10月期決算を発表した。

 当期(09年5月1日~10月31日)の運用状況は、営業収益142億300万円(前期比▲7.8%)、営業利益71億3,800万円(同0.9%増)、経常利益53億3,900万円(同▲1.0%)、当期純利益53億3,800万円(同▲1.0%)、1口当たり分配金は1万7,496円。
 前期に計上した不動産等売却損が今期はなかったため、営業利益が前期比増加した。

 今期の同投資法人のポートフォリオは、前期末時点と同じく50物件(賃貸可能面積合計:43万5,901.82平方メートル)、組入れ資産規模では3,745億円(取得価格合計)。
 テナント企業のオフィス床への需要が減少した結果、テナントからの解約予告、貸室の一部解約、賃料減額要望が増加。同投資法人は新規テナントの積極的な誘致活動を行なうとともに、良好なリレーションを生かし既存テナントの賃貸借契約の更新を進めるなど、稼働率の維持向上に注力。また、既存テナントとの契約更新に関しても、賃料水準の下落をできる限り抑制するよう積極的に交渉を行なった。
 これらの結果、保有物件の平均賃料単価は前期末比▲1.2%にとどまり、期末時点の稼働率は95.4%を維持した。

 次期は、営業収益137億5,600万円、営業利益66億4,200万円、経常利益49億1,300万円、当期純利益49億1,200万円を見込む。

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