東急不動産(株)は16日、建替え事業として、旧日本住宅公団分譲「港南台うぐいす住宅」(横浜市港南区)を、環境配慮型集合住宅「ブランズシティ港南台うぐいすの杜」(総戸数265戸)に再生すると発表した。
同エリアは計画的な宅地開発が行なわれてきたまちであり、駅前商業性や緑の多さなど居住環境に優れている。まち開きから35年あまりが経過し、すでに円熟期を迎えていることから、今回の建替事業では地域の防災拠点やコミュニティ形成が図れるマンションとして再生をめざしていく。
「ブランズシティ港南台うぐいすの杜」は、JR根岸線「港南台」駅徒歩2分。鉄筋コンクリート造、地上14階地下1階建て、敷地面積9,453.59平方メートル、延床面積3万1,861.24平方メートル。
災害時に備え、敷地中央に所在売駐車場棟屋上の一角にテントの設営できるスペースを設け、避難スペースとして利用可能とするほか、炊き出しの際に便利なかまどベンチや仮設トイレ用のマンホールを設置。
また、省エネに役立つ高効率TES熱源機「エコジョーズ」やガス料金が低くなる「暖らんプラン」などを採用し、省エネ対策を可能なかぎり導入した。
間取りは2LDK~4LDK。専有面積は62.33~125.72平方メートル。竣工は2011年2月下旬の予定。