(独)建築研究所は17日、ユニバーサルデザイン実験棟整備の一環として、「空間行動計測室」を新設、一般公開を行なうと発表した。
「空間行動計測室」には、「モーションキャプチャカメラ」と「床反力計」を整備。これは、映画などでよく用いられるVR(バーチャルリアリティ)技術を応用し、人の姿勢や3次元的な動作を分析する装置のこと。この装置で取得したデータは、幼児の溺れ防止、高齢者の跨ぎのしやすさといった個別の要求を満たす浴槽の開発や、介助に適したトイレ空間の設計などに役立つと考えられている。
一般公開についての概要は以下のとおり。
■日時:12月22日(火)14:00~15:00
■集合場所:同研究所展示館(13:50までに集合)
■公開内容:空間行動計測室を用いた研究の説明、およびユニバーサルデザイン実験棟の見学
■定員:30名
■応募方法:氏名・所属・連絡先・電話番号を記入のうえ、メール(k_nunota@kenken.go.jp)にて申込み