(社)プレハブ建築協会はこのほど、平成21年度上半期(2009年4~9月)のプレハブ住宅販売(完工)戸数調査結果を発表した。協会加盟の会員企業57社を対象に、毎年度半期ごとにアンケート方式で実施しているもの。回答率は100%。
同期のプレハブ住宅の販売戸数は、7万206戸(前年同期比▲18.3%)と2半期連続で減少した。
建て方別にみると、一戸建て住宅が2万8,188戸(同▲15.1%)で10期連続の減少。内訳は、低層(1~2階)が2万6,092戸(同▲15.1%)、中層(主に3階)が2,096戸(同▲14.9%)であった。
共同建て住宅は、4万2,018戸(同▲20.4%)で2半期連続の減少、上半期として再び減少した。内訳は、低層が2万3,769戸(同▲24.3%)、中高層(3階以上)が1万8,249戸(同▲14.7%)。
構造別では、木質系住宅が6,544戸(同▲19.6%)で9半期連続の減少。低層は6,226戸(同▲19.1%)で上半期として9期連続の減少、中層は318戸(同▲29.0%)で2半期連続の減少となった。
鉄鋼系住宅は6万1,278戸(同▲18.9%)で、そのうち低層が4万3,272戸(同▲19.9%)、中層は1万8,006戸(同▲16.4%)といずれも減少。コンクリート系住宅は2,384戸(同6.5%増)で、2半期連続の増加。低層が363戸(同▲5.0%)と減ったものの、中高層は2,021戸(同8.9%増)と増加した。
地域別販売戸数は、すべての地域で減少。最も減ったのが九州(同▲30.4%)。なお、都道府県別で販売戸数が最も多かったのは、東京の9,126戸。一戸建ての販売戸数が最も多かったのは、愛知の2,929戸、共同建ては東京の7,006戸であった。