(株)東京カンテイはこのほど、2009年11月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。
同月は、全国47都道府県のうち、価格の下落傾向を示す「雨」「小雨」の合計が30と、前月の32から減少。価格の上昇傾向を示す「晴れ」「薄日」の合計は前月と同数の7となったものの、「雨」が17と前月の15から増加した。
同社では「全国的には価格の回復傾向は認められず、天気模様は依然として弱含みの状況にある」とした。
首都圏は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県全てで価格が上昇したが、流通事例数が軒並み減少するなど、市場流通性の高い物件が相対的に増加。結果、東京都・神奈川県・埼玉県が「小雨」、千葉県が「曇」と、前月より天候の変化はなかった。
近畿圏は、滋賀県が「薄日」から「曇」に悪化、大阪府が「曇」、兵庫県が「小雨」のまま。京都府は「小雨」から「雨」、奈良県・和歌山県はともに「雨」のままとなった。
調査の詳細は、同社ホームページ参照のこと。