(株)ゼクスは14日、2010年5月期第2四半期決算を発表した。
当期(09年6月1日~11月30日)は、連結売上高16億5,900万円(前年同期比▲84.7%)、営業損失16億9,700万円(前年同期:営業損失22億7,900億円)、経常損失26億4,400万円(同:経常損失44億6,400万円)、当期純損失28億3,200万円(同:当期純損失41億4,400億円)となった。
09年8月発表した新中期経営計画「ゼクスリバイバルプラン2012」において、当連結会計年度(2010年5月期)を資本政策、財務面・事業再編を中心とした「ハードからソフト」への転換をはかる“変革の年度”と位置づけ、経営体質の転換に向けたさまざまな取組みに着手したものの、同社の企業業績回復に対する不安感から急激な信用収縮が生じるなど、事業再編に向けた計画の実行に若干の遅れが生じ、収益改善が進まなかった。
セグメント別では、不動産コンサルティング事業は、保有物件の売却交渉に時間を要し、保有不動産の賃料収入が主な収益となった結果、売上高5億4,900万円(前年同期比▲85.7%)、営業損失6億5,700万円(前年同期:営業利益5億2,200万円)となった。
シニアハウジング&サービス事業は、健常高齢者向け住宅「チャーミング・シリーズ」5施設を運営。入居率向上ならびにコスト削減等への様々な取組みに着手したが企業業績回復に対する不安感からくる急激な信用収縮、消費マインドの退潮の影響により入居率の向上に歯止めがかかり、売上高10億7,300万円(前年同期比▲84.3%)、営業損失5億2,100万円(前年同期:営業損失13億8,500万円)となった。
通期は、連結売上高130億円、営業損失12億円、経常損失23億円、当期純損失23億円を見込んでいる。