不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/1/19

たな卸し資産などの売却に努めるも減収減益に/原弘産10年2月期第3四半期決算

 (株)原弘産はこのたび、2010年2月期第3四半期決算を発表した。

 当期(09年3月1日~11月30日)の売上高は98億8,200万円(前年同期比▲33.8%)、営業損失は42億7,400万円、経常損失は49億1,200万円、四半期純損失は80億3,200万円となった。

 同社グループでは、経費削減や有利子負債の圧縮、たな卸し資産の売却など、財務体質の改善に努めたが、厳しい経営環境のなか、適正な利益の確保が難しく営業損失が発生。また、社債償還益などの特別利益66億6,000万円を計上したものの、債務保証損失引当金繰入額やたな卸し資産評価損などの特別損失97億8,400万円を計上したため、減収減益となった。

 主力の不動産分譲事業では、消費者の買い控えが顕著となっていることから新規のマンションプロジェクトは計画せず、たな卸し不動産の売却および分譲マンションの代理販売に注力。しかし不動産価格の下落などにより適正な利益確保ができず、営業収益は75億4,700万円、営業損失は35億4,300万円となった。

 通期では売上高131億円、営業損失39億2,000万円、経常損失44億4,000万円、当期純損失45億9,000万円を見込んでいる。

 

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