不動産ニュース / 開発・分譲

2010/1/27

東京・永田町にオフィスビル「永田町山王森ビル」が竣工/森ビル

「永田町山王森ビル」外観
「永田町山王森ビル」外観

 森ビル(株)は22日、オフィスビル「永田町山王森ビル」(東京都千代田区)の竣工式を執り行なった。

 同ビルは、鉄骨造地上8階建て、敷地面積950平方メートル、延床面積5,183平方メートル。経済の中心である赤坂・永田町エリアに位置し、国会議事堂や首相官邸、各官公庁など霞が関の政治の中枢エリアに隣接。周辺には、地下鉄6路線が集結しており、東京メトロ「溜池山王」駅、「国会議事堂前」駅から徒歩2分と利便性が高い立地。

 同社が開発したグリッド型天井システム「フォレストシーリングシステム」の採用により、オフィスレイアウトの変更にも柔軟に対応することができる。1階はショールームにも活用できるよう5.0mの天井高を確保。
 制振装置をバランスよく配置することで建物の変形を通常よりも20%程度低減し、大地震時における建物の損傷を抑える制振構造とした。その結果、大地震時における建物の耐力は、建築基準法で定める基準の約1.4倍となっている。

 建物出入り口とオフィス出入り口扉に非接触型ICカードを用いた3段階のセキュリティシステムを採用。
 屋上には、乗用エレベーターで直接アクセスできるルーフガーデンを設け、オフィスワーカーのために、パーティ利用もできるリフレッシュ空間も確保している。

 LED照明器具の採用や、入退室システムと連動して停止する照明・空調システムの導入、トイレ人感センサーの設置など、さまざまな環境負荷低減技術を取り入れている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。