不動産ニュース / 開発・分譲

2010/2/2

築80年の「江戸橋倉庫ビル」、外観保存しつつ建替えへ/三菱倉庫

完成後外観イメージ。1階エントランスは公開スペースとし、日本橋川の河畔には、親水空間を設置する予定。
完成後外観イメージ。1階エントランスは公開スペースとし、日本橋川の河畔には、親水空間を設置する予定。

 三菱倉庫(株)はこのほど、「江戸橋倉庫ビル」(東京都中央区)を、外観を保存しながら賃貸オフィスビルに建て替えると発表した。

 「江戸橋倉庫ビル」は、耐震・耐火性に優れた鉄筋コンクリート造の近代的都市倉庫ビルとして1930年12月に竣工。曲面壁、船橋状の塔屋、基壇部の石などが特徴的な建物で、2007年に東京都選定歴史的建造物に選定された。
 
 建て替え後は、地上18階地下1階建て(高さ約90m)、延床面積3万200平方メートルのビルとし、6階~17階までの高層部を賃貸オフィス、2階~5階までの低層部をトランクルームおよび本店事務所として利用する予定。低層部は東京都選定歴史的建造物として生かし、上部に高層棟を築造。高層部の外観は、歴史的な雰囲気をもった低層部と調和させるとしている。

 また、環境への取組みとして、エネルギー削減率概ね40%減を目標に、屋上緑化、共用部のLED照明、高効率空調機、遮熱高断熱複層ガラスなど省エネ機器等を積極的に採用、CASBEEで最高ランクのSランクをめざす。

 なお、工期は11年10月~14年8月(予定)、投資額は約125億円。

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