積水化学工業(株)住宅カンパニーの調査研究部門である(株)住環境研究所(東京都千代田区、所長:倉片恒治氏)はこのたび、「太陽光発電システム(PV)設置者の環境意識と行動調査」の結果を発表した。
2007年12月~08年6月にかけて引渡したPV採用邸3,090件に、webサイトでのアンケートを依頼。09年10月8日~28日の期間調査を実施し、646件から回答を得た。
PVを採用して環境意識・行動が「変わった」と回答したユーザーは44%、「やや変わった」は37%。PV採用後「意識や行動が変わった」ユーザーを世代別にみると、20歳代が56%と他世代より高い結果となった。
PV採用後に始めた・熱心になった行為は「節電」が77%、「家電購入時の省エネ性考慮」が56%。
入居後の節電行為は、環境意識・行動が変わったユーザーほど高い結果に。特に「エアコン等はなるべく使わない」「待機電力の削減」について、実践度に大きな格差がみられた。
また、節電・節水のためにほしい新たな機能・情報は、「自宅PV発電量が妥当かどうかの定期診断」「売電量を多くする工夫の紹介」などが多い結果となった。