不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2010/2/8

売上高減も、経営合理化とコスト削減等により利益回復/すてきナイスG10年3月期第3四半期決算

 すてきナイスグループ(株)は5日、2010年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(09年4月1日~12月31日)の連結売上高は1,589億100万円(前年同期比▲14.8%)、営業利益は3億6,100万円(前年同期:営業損失8億7,400万円)、経常損失は6億5,700万円(同:経常損失18億100万円)、当期純損失は13億3,700万円(同:純損失29億5,800万円)。
 経営および事業の合理化・効率化の推進、徹底したコストの削減を行なった結果、営業利益は黒字転換、経常利益・当期純利益は損失額を縮小した。

 住宅資材事業では、厳しい事業環境が続くなか、需要創造を目的とした受注支援の一環として、販売店・工務店に対する長期優良住宅認定取得の支援を行なったほか、瑕疵担保保険の取次ぎも開始。売上高は1,147億1,100万円(前年同期比▲17.7%)と減収したが、販管費等の削減により、営業利益は6億4,100万円(同40.5%増)となった。 

 また、不動産事業におけるマンション部門では、営業活動の強化などにより契約戸数は920戸(同53.1%増)と大幅に伸長。売上計上戸数も828戸(同22.5%増)に増加し、売上高は250億9,000万円(同5.4%増)となった。一戸建住宅部門では、売上計上戸数が86戸(同▲8.5%)にとどまり、売上高は32億6,900万円(同▲12.8%)となった。
 事業全体では、売上高は385億7,100万円(同▲3.8%)、営業利益は販管費の圧縮等により11億5,200万円(同353.1%増)を計上。

 建築工事事業の売上高は14億1,700万円(同▲49.2%)、営業利益は700万円(同▲92.8%)。その他の事業の売上高は42億円(同1.1%増)、営業損失は1,300万円(前年同期:営業利益3億2,100万円)となった。
 
 なお通期においては、連結売上高2,430億円、営業利益25億円、経常利益12億円、当期純利益5億円を見込んでいる。

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