(株)大京は9日、2010年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(09年4月1日~12月31日)の連結売上高は2,162億8,900万円(前年同期比9.7%増)、営業利益76億3,700万円(前年同期:営業損失367億500万円)、経常利益58億1,100万円(同:経常損失431億8,200万円)、当期純利益45億6,100万円(同:当期純損失489億7,200万円)。
主力の不動産販売事業は、マンション売上戸数3,556戸(前年同期比10.0%増)、売上高1,277億3,200万円(同15.4%増)といずれも2ケタの伸びとなったが、土地・建物の売上高が減少し、同事業全体では営業収入1,295億5,600万円(同▲5.7%)に。たな卸し資産評価損21億円の計上から営業損失1億300万円(前年同期:営業損失404億400万円)となった。
また、不動産管理事業は、子会社化したオリックス・ファシリティーズ(株)や(株)J・COMSの業績寄与などで、営業収入452億5,600万円(前年同期比89.0%増)、営業利益42億6,900万円(同57.5%増)と伸びた。不動産仲介事業も、不採算店舗の統廃合などで営業収入は59億2,300万円(同▲2.0%)にとどまったが、生産性向上と経費削減効果で営業利益5億7,100万円(前年同期:営業損失6億1,900万円)となった。
なお、通期では連結売上高3,150億円、営業利益95億円、経常利益55億円、当期純利益45億円を見込んでいる。